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ミステリアスアイランド バックグラウンドストーリー

  • 執筆者の写真: ワイルド
    ワイルド
  • 3月11日
  • 読了時間: 16分

1. 原作・世界観の源泉

ミステリアスアイランドは、フランスのSF作家ジュール・ヴェルヌの小説「海底二万里」に登場する島がモチーフです。エリア名の「ミステリアスアイランド」はヴェルヌの別作品「神秘の島(The Mysterious Island)」にちなんでいます。

アトラクションのベースとなっているのは小説を原作に1954年に制作されたディズニー映画「海底二万哩」です。

映画には「VULCANIA(ヴォルケイニア島)」というネモ船長の拠点となる島が登場しており、ミステリアスアイランドのデザインはこの島をモデルとしています。ミステリアスアイランドの正式名称も「VULCANIA(ヴォルケイニア)」です。


2. 島の基本設定

時は1873年、海図にも登場しない南太平洋の孤島にある活火山の巨大なカルデラに築かれた、科学者ネモ船長の秘密基地、というのがエリア全体の設定です。 (Dbstory)

かつては完全な秘密基地として使われていましたが、現在では誰でも自由に見学できるようになっています。そのため、見学する人々が安全に島内を歩けるようカルデラに回廊(プロムナード)が作られ、ショップや飲食店がオープンしました。

島への出入口

カルデラ内部の回廊型歩道「プロムナード」は3か所の出入口に接続しています。1つ目はメディテレーニアンハーバーとつながる火山岩のトンネル、2つ目はマーメイドラグーンとつながる「ウィア・ゲート」と呼ばれる水門、3つ目はポートディスカバリーへつながる半円型アーチ状のトンネル「カルデラ・コリドー(Caldera Corridor)」です。

パークではメディテレーニアンハーバーに抜ける構造になっていますが、設定上は実際にはアトラクションと同じように深い溶岩洞窟が広がっており、カルデラ・コリドーこそがミステリアスアイランドへの正式な出入口とされています。


3. ネモ船長という人物

ネモ船長の「ネモ」はラテン語で「誰でもない」を意味し、その名の通り正体不明の謎の天才科学者です。ネモ船長が我々の前に姿を現すことはなく、アトラクション内では声のみで登場するほか、「海底2万マイル」の研究室に肖像画が1枚あるのみです。

独自の規律と判断基準をもち、一般社会から隔絶した環境で生きており、国籍も経歴も不明の謎の人物です。

自家発電で動く潜水艇や地熱発電機、空気中を伝って送られた電力を光に変換する照明器具など、自然の力を無駄なく活用していることから、ネモ船長は自然の脅威を研究し、そこから得られる資源を享受したいと願っていると考えられています。

ネモ船長のモットーは「Mobilis in Mobili(モビリス イン モビリ)=変化を持って変化する」であり、時代とともに変化する環境の中で自然と共存していくことを意味しています。

一般社会から隔絶して生きていたネモ船長が研究成果を公表するようになったのは1870年代に入ってからです。海底や地底深くでの体験での発見に心を動かされ、それらを世界中の人々に共有したいと考えるようになったからです。また、ネモ船長は平和で素晴らしい世界を築きたいという夢を抱いており、そのために成果を公開し、すべてを捧げる覚悟をしているのです。


4. 潜水艦ノーチラス号

カルデラの低い部分にあるドックには、ネモ船長が開発した潜水艇ノーチラス号が停泊しています。「ノーチラス」はギリシア語で船員・船舶を、英語でオウムガイを意味しており、ネモ船長はオウムガイの殻内の液体量で浮力をコントロールする特性から着想を得て発明しました。

ノーチラス号は海水に含まれる塩化ナトリウムを利用して自家発電できるという設定で、ネモ船長自身が海底旅行に使用していたとされています。いつでも出港できるよう準備が行われているという設定で、水面には泡が吹き出しています。

ノーチラス号はネモ船長が「私の最も誇りとする発明品」と称する作品です。海上に見えているのはほんの一部で、ほとんどは海中に沈んでいます。


5. ネモ船長の発明品たち

・削岩機ドリリングマシーン

ミステリアスアイランドの岩壁に突き刺さっているこの巨大なマシンは「2軸式岩石掘削機」が正式名称で、2つのドリルを合わせて掘り進むことができます。掘ると2つの円を組み合わせたような穴の形が出来上がります。

センター・オブ・ジ・アースの入り口が2つの円を組み合わせたようなドリルの跡になっているのは、この削岩機で掘り進んだ証拠です。

通常の削岩機は石炭などを燃料にしますが、この削岩機では「ネモニウム」というネモ船長が発見した物質が使われています。金属であるため燃やしても排気ガスを出さず、換気ができない地底での使用に最適です。

・テラベーター

「Terra」と「Elevator」を合わせた造語「テラベーター」はセンター・オブ・ジ・アースで地底に向かうエレベーターで、 地中のマグマだまり付近から噴き出る高温高圧の蒸気をそのまま蒸気機関に利用して動いています。

照明

エリア内の各地で見られる卵型の照明器具も、ネモ船長の発明品です。他の照明とは異なり電線がなく、ヴォルケイニア・レストラン内にある地熱発電機から変圧器を通して、無線で電力が送られています。

飛行艇アルバトロス号

ネモ船長はアルバトロス号という飛行艇も持っています。アホウドリを意味するこの機体には2つのプロペラと揚力を補助するための気球が搭載されています。


6. プロメテウス火山

ネモ船長の秘密基地があるカルデラはプロメテウス火山と呼ばれる人工火山のものであり、「プロメテウス」とはギリシア神話に登場する火を司る神の名前です。

「カルデラ」とは火山活動の影響でできた窪地のことで、そこに海水が溜まってカルデラ湖ができています。ノーチラス号もこのカルデラ湖に停泊しており、カルデラ湖の入り口には水門があり、部外者の侵入を防いでいます。


7. ヴォルケイニア・レストランの秘密

ヴォルケイニア・レストランは美味しい中華料理の食堂であるだけでなく、秘密基地全体のエネルギーを賄う地熱発電所でもあります。

このレストランはプロメテウス火山から発せられる地熱を使って調理するという設定があり、地熱発電所で働くクルーのための食堂が期間限定でゲストにも開放されているという位置づけです。


8. クルーと「モビリス」の挨拶

ミステリアスアイランド内ではディズニーキャストのことを「クルー(乗組員)」と呼びます。ネモ船長が作った乗り物のクルーという設定だからです。

クルーには独特な敬礼があり、左手を右肩に当てるポーズでネモ船長への敬意を表しています。「モビリス」と挨拶すると「モビリ」と答えてもらえます。「変化をもって変化する」という意味のラテン語「モビリス・イン・モビリ」から取られています。

ミステリアスアイランド内の至るところに「N」の文字がありますが、これはネモ船長の「N」です。


9. 細かいプロップスの設定

エリア内にある丸みを帯びたベンチの正体は「ビット(ボラード)」です。これは本来、船が波に流されないように縄を引っ掛けておくためのフックで、ベンチとして使われているわけではありませんでした。


10. 近海の地名設定

海底2万マイルのQラインにはミステリアスアイランドの海図があり、ネモ船長がこの島の近海に様々な海域名を付けているのを確認できます。「船の墓場」と呼ばれる沈没船の残骸が集まる岩礁や、その先にある「ルシファー海溝」などが存在します


11. センター・オブ・ジ・アース Qラインの世界

センター・オブ・ジ・アースの入り口から続くマグマサンクタムという洞窟には、ネモ船長の研究室があります。地底マップや卵の化石などが飾られており、まるで博物館のような空間です。


アトラクションの入り口から中に入ると、少し開けた空間に辿り着きます。この場所は「マグマサンクタム」と呼ばれる洞窟で、人工的に掘られたのではなく自然に生まれた空間です。

マグマサンクタムに入って最初に目にするのが、赤く燃え上がっている溶岩です。地下のマグマが洞窟の床を突き破って出てきており、プロメテウス火山が活火山であることを裏付ける演出となっています。

Qラインはこの洞窟に設けられた9つのエリアで構成されており、それぞれに緻密な設定とプロップスが存在します。


Qラインのエリア構成

生物研究室(Biological Laboratory)

ここでは探査チームが地底から持ち帰った様々な生物や鉱物などを研究しています。この実験室は室内の気圧を高め、地底と近い環境を再現できる機能を持っています。

気圧を再現するための具体的な装置がプロップスとして設置されており、以下のような機能が確認できます。

・空気密閉ドア(エアロックドア):ハンドルを回してしっかり閉めることで密閉状態を作り出す

・加圧用通気口:ドアを閉めた後、ここから空気を入れて加圧する

・減圧用通気口:実験室を出る際、気圧差による突風を防ぐため少しずつ空気を抜いて減圧する

なぜ地底の気圧を再現するのかというと、深海魚と同様に、地底の高気圧環境に適応した生物を地上に持ち帰ると、急激な気圧変化で膨張したり体の構造が崩れたりする可能性があるため、地底に近い気圧環境を人工的に作り出す必要があるのです。

プロップスにはネモ船長の記録が残されており、「この高圧室のおかげで地底の奥深くの高気圧を再現することができる。このような人工的な環境がなければ、様々な珍しい動植物に関する科学的な実験を行うことは出来ない」と記されています。

また、大型研究室の構造として、分散機(通気孔)、空気調整装置、高圧構造フレームワーク、エアロックドア、保温用銅製二重壁、圧力調整用排出口、強化ガラスが使われていることがプロップスから確認できます。


地底洞窟のスケッチ群

Qライン壁面には地底世界の洞窟をスケッチした絵画が複数飾られています。

確認できるスケッチは以下の通りです。

・キノコの森

・水晶の洞窟

・風のトンネル・大聖堂・炎の湖(アトラクションでは見ることのできない3つの洞窟をまとめて描いたもの)

スケッチはスタンバイ側とFP側で種類が違うため、両方の列から異なるスケッチを楽しむことができます。


発光生物研究室

「発光生物のトンネル」に生息する発光生物について研究しています。ショーケース形式で標本が展示されています。

ガラスケースの中には地底で採集された昆虫の標本が入っており、手袋のついた穴から中に触れることができるようになっています。トンボのような虫が貼り付けられているものも確認できます。

研究室にはパイプが繋がっており、それを辿っていくと「ダイアフラムポンプ」と書かれた装置に行き着きます。これは圧縮空気を生み出すためのポンプで、発光生物研究室の加圧にも使用されていると考えられます。


キノコ研究室

丸出しになったキノコや道具が机の上に無造作に置いてあり、まるでつい先ほどまでここに人がいたような雰囲気です。

ネモ船長の手記には地底世界で様々な種類のキノコが発見されたことが記されており、猛毒を持つ危険なキノコがある一方で、医薬効能を持つ可能性のあるキノコも発見されているそうです。さらに、適切に調理すれば食用として問題なく使えるとも書かれています。

研究室のすぐ近くには、クルー(研究員)たちが地底世界で巨大なキノコを発見した様子を描いた絵も飾られています。


ネモ船長の作業室

地底に関することよりも、飛行船の設計や橋の設計など、その他諸々の細かい作業を行う部屋です。

各種液体が入ったビーカーが多数並べられており、読みかけのしおりが挟まった本が置かれるなど、直前まで研究が行われていた雰囲気が演出されています。


削岩機の解説図

ネモ船長が設計した削岩機の詳細について書かれた解説図が掲示されています。 この解説図を読むことで、Qラインの外にそびえ立つあの巨大な削岩機の構造への理解が深まります。


ネモ船長の書斎

地底世界の構造を記録した地図を作成したり、地底探検の過程を記録している部屋です。地底調査の成果を記録する場所です。

ここにはネモ船長が発見した巨大な卵の化石に関するレポートと、実際の巨大な卵の化石が置かれています。この卵の化石はアトラクション乗車中にも実物を見ることができます。

この書斎には地底の地図も飾られており、地底洞窟の地図には12個の洞窟が描かれています。それぞれの洞窟にはユニークな性質があり、アトラクションで通る洞窟も地図上で確認することができます。


テラベーター

テラベーターは、地上とベースステーション(地下800m)を繋ぐ昇降機です。

テラベーター内には気圧計が設置されており、地底へ降りていく演出に合わせてこの気圧計の目盛が動きます。地底へ潜るほど気圧は高くなるため、この気圧計の変化が地底深度の変化を表しているのです。

アトラクションの原作『地底旅行』でも、主人公たちは自分たちがいる深度を計測するために気圧計を使用しており、テラベーターにおける気圧計の演出はそのオマージュと考えられています。


地底の12洞窟

書斎に飾られた地底の地図には、12個の地底洞窟が記されています。アトラクションで登場しない洞窟も含まれており、その中の「ささやきの回廊」は音の反響効果が非常に高い空間とされています。

原作『地底旅行』ではこの設定が重要な場面にも登場しており、地底の高気圧によって空気密度が上がり、遠く離れた仲間の声が聞こえるというシーンとして描かれています。


 

12.海底2万マイル Qラインの世界

らせんスロープを下っていくと地階に辿り着き、そこに「ネモ船長の書斎」として機能するQラインが広がっています。ミステリアスアイランドの魅力的なプロップスがそこかしこに配置されており、乗降場へ向かう間にも常に何かしらの発見がある空間です。

センターオブジアースのマグマサンクタムが「地底の研究施設」を表現しているのに対し、こちらのQラインは「海底調査の司令基地・情報室」という色合いが強く、海図・発見物・装備品・研究記録が一体となって飾られています。


 Qラインのプロップス徹底解説

 ネモ船長の肖像画

Qラインに存在する書斎の一角に、ネモ船長の貴重な肖像画が飾られています。ネモ船長が我々の前に姿を現すことは決してないため、この肖像画がミステリアスアイランドで唯一ネモ船長の姿を確認できる場所とされています。混雑していない時期はなかなか肖像画の前まで辿り着けないこともあるため、並んで見ることができたらラッキーです。


ミステリアスアイランド近海の海図

Qラインにはミステリアスアイランドの近海を描いた海図が飾られており、ネモ船長が独自に命名した海域名を確認することができます。

確認できる海域名は以下の通りです。

・船の墓場(SHIPS' GRAVEYARD):大量の沈没船が沈む崖っぷちの窪地

・ルシファーの海溝(LUCIFER'S TRENCH):船の墓場の崖の下へと続く非常に深い海溝。ルシファーは堕天使の名前でもあり、また金星の意味でもある

・アロナックス深海(ARONNAX ABYSSAL):原作『海底二万里』のメインキャラクターの名前から。イマジニアの遊び心

・ネプチューンベルト(NEPTUNE BELT):長いベルト状の地帯。ネプチューンは海王星のこと

・プロスペロ平地・カリバンの頂・ミランダ海:いずれも天王星の衛星の名前で、すべてシェイクスピアの『テンペスト』に登場するキャラクターが由来

・サーペントの牙(SERPENT'S FANG):大蛇を意味するサーペントに由来し、牙のようにギザギザした地形からこの名が付けられたと思われる


船の墓場の地図(2枚組)

Qラインには「船の墓場(SHIPS' GRAVEYARD)」の地図が2枚、背中合わせで飾られています。1枚目は「展望図(A View of the SHIPS' GRAVEYARD)」で上空から見渡した鳥瞰図、2枚目は「立面図(An Elevation of the SHIPS' GRAVEYARD)」で真横から見た断面図です。

立面図の方には地質的な情報も記されており、地面の断面や地下のマグマ層まで描かれています。2枚は視点が異なるだけで、全く同じ地形と沈没船が描かれています。そして地図の周囲には、船の墓場で発見された美術品や武器のイラストがペタペタ貼られ、それぞれの発見地点と黒いひもで繋がれています。


船の墓場における発見物

地図の周囲に貼られたイラストから、ネモ船長が船の墓場で発見した品々が判明しています。その一覧は以下の通りです。

・ギリシャ軍隊長のかぶと(1870年発見)

・紀元前1500年ごろの水差し(1871年発見・クレタ島のものと推定)

・17世紀ヨーロッパの大砲の砲身(1873年発見)

・紀元前1400年ごろの雄牛の頭部(1869年発見・ミノア文明のものと特定)

・ミュケナイ文明の水差しとゴブレット(1868年発見)

・ミノア文明の短剣(アロナックス深海の端で発見・同様の美術品がさらに存在すると記されている)

・謎のアミュレット(1872年発見・「アトランティス文明のものか?私が探し求めているものに関係しているのか?」とネモ船長自身が記している)

さらに生物の化石なども発見されており、バショウカジキの化石はルシファーの海溝の深度2000mで発見されたもので、ネモ船長は「かつてアトランティスがあった海域に多く生息していたものだ」と記しています。これはアトランティスが船の墓場の真下に沈んでいるという伏線になっています。また腹足類の化石はミランダ海付近の深度1500mで発見され、紀元前1300年以前に絶滅したと考えられていた種とほぼ同一のものがこの島の岸の海底で今も繁殖しているという記録も残されています。


小型潜水艇のマニュアル書

ネモ船長の机の上には、ゲストが乗り込む小型潜水艇の整備マニュアルが置かれています。その前書きにはこう記されています。「この小型潜水艇は、私がこれまで開発した中で最も素晴らしく複雑なマシンである。……潜水艇の空気貯蔵システムが最も重要である。各手順で問題が発生した場合、いかなるものであっても1時間以内に私(ネモ船長)に報告すること。少しでも不備がある潜水艇を出航させることは決してあってはならない。1本のボルトの閉め忘れや1つの連結面のずれが大事故の原因になりうるのだ。」 (Vernian LEMO)

小型潜水艇の内装には各窓の上に圧力計が付いており、潜水艇の深度や予備タンクの酸素残量を検知して表示することができます。


 ダイビングスーツと解説図

Qラインには実際のダイビングスーツが展示されており、1954年のディズニー映画『海底二万哩』に登場したものと同じデザインです。映画ではネモ船長はヘッドライト付きのスーツを、他のクルーはライトなしのスーツを着用していました。

Qラインに飾られたダイビングスーツの解説図には、各パーツの機能が記されています。

・ヘッドライト:炭素繊維のフィラメントが人工的な光を作り出す。これによって農作業(海底での海草栽培)の時間が拡大した

・ヘルメット:いかなる時も空気を完全に密閉しなければならない。内部には通気ファンも搭載

酸素容器と発電機:ダイバーが背負って運べるほどの重量で、常に携行する

・槍:農業・狩り・自己防衛の多目的に利用できる単純な道具

・ブーツ:適切な重さに調整されており、スムーズに海底を歩行できる

・収集かご:海底での標本採集を楽にするための網かご


ダイビング調査の注意事項ボード

Qラインにはクルーが海底調査でダイビングする際の注意事項ボードが飾られています。内容には「全ダイビングチームは以下に従うこと」として、潜水前のダイビングスーツとヘルメットの点検、チェックリストへのサインなどが列記されています。


ダイビング装備の貸し出し記録表

装備の貸し出し状況を管理するための記録表も飾られており、「装備の貸出と返却時に備品記録にサインをすること、修理すべき点は記録せよ」という指示のもと、ダイビングヘルメットをはじめとする各装備品の貸出・返却の記録が書き込まれています。


 水中農園AQUAFARMの設計図

Qラインには「AQUAFARM(水中農園)」と題された設計図が飾られています。ミステリアスアイランドの海底に設置されたこの施設では、食糧用の海草などが栽培されています。設計図にはネモ船長のこんな記録が記されています。「人間が手を加える必要もなく海草は海で自然に育つが、私のグリーンハウス法ならその成長を確実に促進することができる。だが課題が残っている。日光が届かない深海で同様の方法を行うにはどうすれば良いのか、ということだ。」

この水中農園はアトラクション乗車中にも実物を見ることができます。潜水を開始してすぐ、左右どちらかの遠くをよく見ると、ガラスのグリーンハウスがぼんやりと映り込んでいます。


その他の展示物

Qライン内には他にも様々なプロップスが確認できます。錆びた錨(船の墓場から引き上げたものと思われる)、潜水用のハッチ、酸素ボンベ、各種ロープ類、そしてネモニウムを動力源とするランプ(電力が不安定でチカチカしているのが特徴的)などが置かれています。

 
 
 

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